表題のとおり、2006年の改正道路交通法の施行により、放置車両の取り締まりが強化されました。
とりわけバイクは駐車場の供給がほとんどなく、結果として、路上駐車せざるを得ない状況が生まれていたのですが、容赦なく駐車違反の取り締まり対象となったのです。
その結果、2005年と比較して、2007年の二輪車の駐車違反件数は約5倍に急増しました。
自転車に乗った警察官が商店街を走る光景はしばしば見かけますが、その行先は、お店の前に違法駐車されたバイクの取り締まりであることが少なくありません。
たしかに違法駐車はいけないことですが、バイク駐車場の極端な不足が一因であることは間違いないので、ライダーへの同情を禁じえません。
バイク駐車場の施設への初期投資が割高である。
自動車であれば、白線を引くだけで完了です。
でも、バイク用のガレージを設置したり、セキュリティカメラの設置をしたりすると、初期投資がかさみ、ビジネスとして魅力がなくなるのです。
バイクまたはライダーに対しての偏見がある。
バイク=改造車で音がうるさく、近隣住人の苦情のもとである、と考える地主さんや大家さんがほとんどです。ほとんどの方は、バイク駐車場を開業することに消極的なのです。
看板だけでは集客できない。
自動車のコインパーキングなどと異なり、ライダーはネットで駐車場の情報を検索します。
したがって、集客にはホームページの知識が欠かせないのですが、ネット集客ができる地主さんは非常に少ないのが現状です。